自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

NISSAN GT-R 2017モデル試乗

昨年の11月のことになるが、ノートe-POWERの試乗会があった当日、その足で横浜の日産本社で「NISSAN GT-R 2017モデル」を借り出した。もっとも私名義で借りたのではなく、大先輩である正岡貞雄(ベストカー初代総編集長)さんが借りるのをこれ幸いと、相乗り…

「きちんと知りたい!自動車メンテとチューニングの実用知識」発売です。

10月21日(金)に、ちょうと一年ぶりで日刊工業新聞の「きちんと知りたい!シリーズ」の私にとっての第二弾「きちんと知りたい!自動車メンテとチューニングの実用知識」を出すことができました。このシリーズは、2013年に橋田卓也さんが「きちんと知りたい…

ホンダの「SPORT HYBRID SH-AWD」。プレリュードからレジェンド、そしてNSXの系譜

RJCブリテン(年次報告書)にホンダレジェンドの3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」についての解説を書いた。 http://www.npo-rjc.jp/bulletin/RJC_bulletin_25.pdf 今年から新入会員にはカーオブザイヤーの投票権がないとかで、私はおお…

自著によせて。サンバー本「スバルサンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀(三樹書房)」

4月に三樹書房から発売されたスバル・サンバーの本、「スバルサンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」が好調な販売を続けています。アマゾンでは5月に車・バイクで1位になったことを含め、今でもそれなりに動きがあるようです。もっとも、今月に…

『オートテクニック』から『スピードマインド』へ。

私は山海堂という出版社が出版していた『オートテクニック』の読者だった。12歳でレーシングカートのライセンスを取り、レーサー(当時はレーシングドライバーよりもレーサーという呼称が一般的だった)になる気十分の少年にとって、F1はもちろん国内のF2、…

『モータリゼーションと自動車雑誌の研究』本日発売です。

『モータリゼーションと自動車雑誌の研究』がグランプリ出版より発売になりました。戦前から現在まで、モータリゼーションの興隆とともにどのような自動車雑誌が創刊されたか、また、それらが時代の変わり目にどのように対処していったかを解説したものです…

BMW M3 車検通りました!

仮ナンバーを借りるために入った自賠責保険は25か月分。1か月以内に車検を取らないと、ちょっと面倒なことになるので、バタバタとユーザー車検の準備をしました。一番心配だったのは、排気ガス検査。「前に車検に出したときは裏技を使って通してもらった」な…

BMW M3、仮ナンバーを取得して走らせてみました。

M3の続きです。Y君によると、「エンジンは定期的にかけていたし、特に悪いところはないです」ということ。ボンネットの中にはS14ユニットが収まっています。2.3リッターで195PSというのは、現代の国産エンジンから見るともの足りない感じですが、見た目はな…

『飛行器ト自動車』。100年前の自動車雑誌

1911(明治44)年に発行された『飛行器ト自動車』です。日本最古の自動車雑誌と推定されています。写真のバックナンバーは東大の中にある「明治新聞雑誌文庫」にありました。宮武外骨のコレクションです。当時は、クルマがまだ200台から300台しかない時代。…

『町工場からの宣戦布告』 中小企業とメガバンクの死力を尽くした戦

北沢栄氏の新著『町工場からの宣戦布告』が発行された。近年、北沢氏はジャーナリストとして公益法人、独立行政法人などの行政問題についての著作を中心に発表していたが、久しぶりの小説となった。舞台は 東大阪市にある電気部品メーカー「ダイア産業」。ポ…