自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(10)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(9)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(8)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(7)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(6)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(5)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(4)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(3)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(2)

10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビュ…

自動車雑誌、悪戦苦闘の100年史(1)

東大の「明治新聞雑誌文庫」に所蔵されている「飛行器ト自動車」。1911(明治44)年9月15日発行 10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動…

ちょっとだけ乗ったクルマ(5)トヨタ・スターレット

所有したとまでは言えないが、1週間から1カ月くらい家にあったクルマが何台かある。その中で印象に残っているものを挙げていこう…という趣旨の記事の5回目はトヨタ・スターレットSi。このクルマは、友人が持っていたクルマで、一時期ダートトライアルでダブ…

ちょっとだけ乗ったクルマ(4)トヨタ・クラウン

所有したとまでは言えないが、1週間から1カ月くらい家にあったクルマが何台かある。その中で印象に残っているものを挙げていこう…という趣旨の記事の4回目はトヨタ・クラウン。学生時代の夏休み、岩手県まで友人とドライブに行くため近所のおじさんから1週間…

【宣伝です】昭和の名車 完全版 Volume 2 (Motor Magazine Mook) ムック発売です。

本日発売です。先般発売したVol.1とこのVol2をあわせると202台!「名車」とはしていますが、定番だけでなく面白かったけど見逃せられがちなクルマも収録しました。書店等で見かけたら、どうぞよろしくお願い致します。一応私が編集長です 昭和の名車 完全版 …

ちょっとだけ乗ったクルマ(3)スバル・サンバー

所有したとまでは言えないが、1週間から1カ月くらい家にあったクルマが何台かある。その中で印象に残っているものを挙げていこう…という趣旨の記事の3回目はスバル・サンバー。3代目の末期で、年代的には1978年に登場した新サンバー550シリーズのマイナーチ…

ちょっとだけ乗ったクルマ(2)スバル・レックス

所有したとまでは言えないが、1週間から1カ月くらい家にあったクルマが何台かある。その中で印象に残っているものを挙げていこう…という趣旨の記事の2回目はスバル・レックス。私が乗ったのは正確にはレックスコンビだった。これは父が1年のリース契約で乗っ…

ちょっとだけ乗ったクルマ(1)スズキ・セルボ

所有したとまでは言えないが、1週間から1カ月くらい家にあったクルマが何台かある。その中で印象に残っているものを挙げていこう。一応自分のクルマだったセリカLBと、その後に乗るセリカ・カムリXTの間をつなぐクルマが今回のセルボだ。 「このクルマしばら…

父の日には早いですが、父のハイラックス

実家が自動車鈑金塗装業をやっていたおかげで、子供の頃からわりといろいろなクルマに触れることができた。私の好み…というか子供の多くはそうだろうが、強く記憶に残っているのはスポーツカーやスポーティカーだ。だが、実際に父が仕事に使っていたのはバン…

シバタイヤTW180とアドバンA052の比較

今年の前半はけっこう筑波サーキットを走っていた。目標は1分09秒台に入れることだったが、遠く叶わず…。結局、アドバンA052での1分10秒49止まり。その他で使ったタイヤはダンロップディレッツアZ3とシバタイヤTW(トレッドウェア)180だった。 シバタイヤは…

出力とトルクの微妙な関係

エンジンの出力とトルクの基本と、スペックに関する私の感想?のようなものをまとめてみました。 エンジンのスペックを見るときに出力派、トルク派?というような感じで分かれることがあるようです。ただ、クルマというのはエンジンだけでなく駆動系+タイヤ…

ユーロチャレンジカップに向けて318isで筑波サーキットを走る【その2】

※非常に長いインターバルとなってしまいました。ごめんなさい。 【その2】にして最終回となってしまうが、とりあえずけじめとして。 4月29日に筑波サーキットで開催されたユーロチャレンジカップは、それまでのテストを無にする雨…。もちろんレースとなれば…

ユーロチャレンジカップに向けて318isで筑波サーキットを走る【その1】

4月29日に筑波サーキットで行われるユーロチャレンジカップというレースに出場する。ということで4月1日にテストに行ってきた。最近の筑波の混雑を見ていて、この日もそれなりに覚悟はしていたのだが、走行台数は数台という専有に近い状態だった。おそらく年…

スポーツカーの定番がMRなのにRRも作り続けるポルシェ

スポーツカーはMR、百歩譲って?FRというイメージだが、かたくなにRRを採用し続けているメーカーにポルシェがある。1940年代末にRRのスポーツカー、356を発売して以来RRを売りものにしてきたと言って良いだろう。もっとも、356のプロトタイプはスポーツカー…

ボディ剛性を上げるにも、メリットとデメリットがある。

クルマはシャシーが大事だ。モノコックボディを使用する現代ではボディもほぼ同じ意味を持つと言っていいだろう。「ボディ剛性を上げる」のはモータースポーツでもよく行われるチューニングだ。ごく簡単なものとしては、サスペンションの左右のストラットア…

サスペンションをとくに意識させないのが今のクルマ?

現在、なんとかクルマのことについて記事を書いているが、本や雑誌で得た表面的な知識があったものの体験が伴わなかった時期がある。クルマにとってサスペンションは大事なものと思っていても、あまり興味の対象にはならなかった。やはりパワーの方に目が行…

メリットがどこにあるのか分かりづらい?DOHCとSOHCの差

あるメーカーのラリーチームの関係者に「ターボをつければSOHCエンジンで十分だと思っていた」という趣旨の話を聞いたことがある。そのチームは、1980年代初頭にSOHCエンジンにターボチャージャーを装着したFR車でグループ4(当時の世界ラリー選手権で一番速…

ざっくり解説?戦前と戦後まもなくの日本のモータースポーツ

戦前のモータースポーツは、1922年の東京・洲崎で行われた「第1回日本自動車レース」が始まりとされている。1925年の「第6回日本自動車レース」では戦後、本田技研を設立する本田宗一郎が「カーチス号」にメカとして同乗し優勝している。 1936年には神奈川県…

なんとなく欧州車。昭和の終わりに編集アルバイトでジェミニZZ/Rを買う

アルバイトではあったがモータースポーツ専門誌の編集部員となった私は、「それなりのクルマ」を持ちたいと思うようになった。当時はまだAE86レビン/トレノの最終後期型がぎりぎりで買える時代だった。 しかし、安いアルバイト料ではまったく手が出ない。ダ…

18歳の春とともにやってきたランサーセレステ

18歳になり、昭和でもっとも意地悪な職業とされた教官と1ヶ月ほどつきあって運転免許証を取った。高校を卒業した後の、昭和59年の5月のことだ。本来なら勉強に身を入れなければならない大学浪人の身で免許証を「取らせてくれた」のは父が一人で切り盛りする…

「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」執筆顛末記

ちょっとあざといが、自分の本の宣伝を。 2005年から単行本を書く機会を与えられて、これまで12冊書いてきた。同業者と比べてもしかたないが、この手の本としては割と多い方ではないかと思う。ライターとして充実しているときもあれば、仕事が減ってアルバイ…

BMW318isのステアリング位置とドライビングポジションに関する一考察

2020年12月にBMW M3(E30)から318is(E36)に乗り換えたのだが、両車に通じる問題点としてステアリング位置の高さがある。M3の場合はチルトさえ付いておらず固定のまま。私の身長は171cmで日本人では平均的だとは思うが、やはり(昔の)BMWは欧米人の体格に…