とびうめダートフェスティバル07レポート

竜巻玉子さんから「九州ダートトライアル第6戦 とびうめダートフェスティバル07レポート」が届きました。以下に全文掲載いたします。


●九州ダートトライアル第6戦 とびうめダートフェスティバル07

レポート:竜巻玉子

全9戦で行われる九州ダートトライアルチャンピオンシップシリーズであるが、すでに5戦を終了し、後半戦に突入した。そろそろシリーズチャンプの行方も見えてきたクラスも出てきた。梅雨に入り、毎日はっきりとしない天気がつづく九州地方、大会前日の天気予報でも、大牟田地方は曇り時々雨で降水確率は60%となっていた。しかし大会当日は大方の天気予報を裏切り風は強いが晴れの天気であった。


N1
現在ポイントリーダの橋本選手(MASH)、全日本で優勝してしまった、大塚選手(TS大分)はしっかりエントリしているが、ポイント3位の芝崎選手(BIGWAY)は本日不参加である。となると、がんばる大学院生中島選手(CRMC)がポイントを伸ばしておきたいところ。1本目大塚選手がトップ。先週の全日本戦、コスモパークの疲れを感じさせない走りで、全日本優勝者の貫禄を見せつける。2番手はもちろん橋本選手、しかしながら大塚選手より約1秒のビハインドである。本日は晴れで風も強いため1本目と2本目のインターバルには散水が行われた。この散水が吉と出るか凶と出るか……。

2本目が始まった。まずラス3ゼッケンの中島選手が出走する。散水直後の2ヒート目の出走は、十分路面が乾ききれずタイムダウンとなった。これで、1位2位は決定である。しかしラス前ゼッケンの大塚選手にとってはここでタイムを出しておかないと、橋本選手から喰われてしまうことも十分に考えられる。しかし……。タイムダウン。かろうじて1本目のタイムで1位は確保している。ダブルをかけているため、すでにスタートしている橋本選手の走りを見つめる。いつもはリアのすべりを土手に当てることで止めるようなアグレッシブは走りをする橋本選手であるが、見た感じでは積極的に土手に当てるというよりも当たってしまう、というような感じで、乾かない路面に手こずっている感じだ。そしてゴールするが、タイムダウンしてしまった。大塚選手が、1本目のタイムで逃げきってしまった。
−−− 上位入賞者(N1) −−−
1位:大塚選手(TS大分)   1分51秒224
2位:橋本選手(MASH)   1分52秒186+00.962
3位:宮地選手(BATTLER)1分52秒871+01.647


N2はいつもながら、不成立である。


SA1
こちらも全日本帰りであり、ポイントリーダーの岡田選手(FMSC)、現在ポイント2位の平川選手(TS大分)、3位の近藤選手(RC熊本)もしっかりエントリしている。さらに前回は仕事の都合、前々回は主催となかなかポイントを稼ぐことができない最長老古城選手(SECT)も久々の登場だ、しきりにカーボンボンネットに換えた事をアピールしている。さて1本目、ポイントの関係で出走順が早く、早々にスタートした古城選手であるが、なんか今一スピードに乗っていない、またコーナリングもなんかアンダーぽい。リアがうまく追随していないような感じだ。とりあえずまだクラス3台しか出走していないが、トップタイム。しかしこのトップタイムも次以降に出走する選手に塗り替えられてしまう。1本目を終わった時点のトップ3は岡田選手−大野選手(AGGRESSIV)−河村選手(SECT)で平川選手は出遅れているようだ。

散水されても、N1クラスがある程度蹴散らしてくれるのを読んで、2本目は、岡田選手、平川選手、河村選手はドライタイヤに履き替えた。この中でゼッケン順では河村選手は一番速い出走である。タイムは若干縮めたに留まり、1分52秒台。岡田選手にはかなわなかったが、2番手ポジションをキープした。そして平川選手、路面とタイヤの対話を大切にする走りで、タイプアップ、しかし一本目の岡田選手には届かなかった。これで岡田選手の4勝目は決まったが、2本目、岡田選手はさらにタイムを縮め、格好よく勝利をてに入れた。少々姿勢が乱れても、アクセルを抜くことなくマシンをコントロールする腕は、さすが走りのFMSCクラブ員であることを印象つけた。3位には、前回2位であった河村選手が入った。
−−− 上位入賞者(SA1) −−−
1位:岡田選手(FMSC) 1分51秒434
2位:平川選手(TS大分) 1分51秒871 +00.437
3位:河村選手(SECT) 1分52秒153 +00.719


SC1
前回、山下選手(DESIRE)のぶっちぎりで巻くを閉じたSC1クラスだが、今回のエントリは大庭選手(洞海)ただ一人であった。
−−− 上位入賞者(SC1) −−−
1位:大庭選手(洞海)    1分55秒156


SC2
前回借り物の車で優勝してしまった森選手(BIGWAY)が今回も借り物も車で登場、今回は同じく前回久々に登場した神山選手(BSK)の車を借用している。さらに今年はラリーと二束のわらじを履く福本選手(ACTY)がエントリ、今回勝って来週(7/7)のラリーに弾みをつけたいところ。今回は永田選手(DESIRE)が不参加のためこの3名で戦いが繰り広げられるものと思われる。1本目の立役者は最終ゼッケンの福本選手だろう。立役者のごとく車も立役してしまった。ギャラリーも、オフィシャルのダメと思ったが、なんとかなり無事に着地できた。でも着地の衝撃でドライブシャフトを折ってしまいなんとかゴールまでたどり着いたがタイムをかなりロスしてしまった。

1本目は借り物も車で遠慮なく走った森選手−だいぶカンを取り戻した神山選手−福本選手の順。福本選手はドライブシャフト破損で1本目でリタイヤしたため勝負の行方は森選手、神山選手に絞られた。まずは森選手から。遠慮せずに踏んだ結果、タイムは1分54秒台、そして神山選手、同じく1分54秒台であったが、一歩およばず。森選手はまたもや他人の車で優勝してしまった。
−−− 上位入賞者(SC2) −−−
1位:森健選手 (BIGWAY) 1分54秒419
2位:神山選手 (BSK)    1分54秒902 +00.483
3位:福本選手 (ACTY)   1分58秒424 +04.005


N3
N3は、今年参加台数が少ないため、実質、今福選手(CRMC)、岸山選手(MAO)、馬場選手(EMZ)の戦いになっている。ポイントでは、今福選手が有利だが、岸山選手も1勝している。今年まだ勝ちが無い馬場選手としても1勝ほしいところ。さて、一本目、こともあろうに馬場選手はミスコース。順位は順当に今福選手−岸山選手の順。

そして2本目、先週のコスモパークで田崎選手のドライブで優勝した車を駆る馬場選手43秒台を出すが、1本目の今福選手に届かない。しかしこの時点で岸山選手を抜き2位に躍り出た。そして岸山選手、1本目より若干タイムアップするものの、馬場選手には届かない。これで気合が抜けたのか、今福選手はタイムダウンでゴール。今福選手の1本目逃げ切りで幕を下ろした。
−−− 上位入賞者(N3) −−−
1位:今福選手 (CRMC)  1分43秒432
2位:馬場選手 (EMZ) 1分43秒505 +00.073
3位:岸山選手 (MAO) 1分44秒196 +00.764

SA2
N3クラスに比べ、大繁盛なのがこのクラス。なんと11台ものエントリがあった。車種もバラエティーに富み、エボ3、GC8からCT9Aまで揃っている。このクラスに参加している選手は、ほとんどが旧A4クラスのに参加していたメンバーか、中古競技車を購入し、付いてた部品の関係でこのクラスにエントリしている人たちである。DC2だと程度のよい中古車を購入して仕上げると200万くらかかってしまうが、このクラスだと100万以下、あるいは50万以下で正々堂々勝負できる車を準備できるのも魅力である。エントリの方は、またまた三浦選手(MAPLE)が遠征してきた。そのほか山倉選手(MAO)、濱口選手(BATTLER)といったレギュラーメンバーに加え、久々に刀根選手(BATTLER)がエントリしてきた。A3のころEG6で速いところを見せていた刀根選手がこのクラスでどこまで食い込めるか見ものである。1本目トップタイムを出したのは、もちろんこの人、三浦選手だ。先週のコスモパークでの全日本戦の疲れを感じさせない走りだ。2番手には、やはりこの人、山倉選手がつけた。最終ゼッケンの濱口選手はこともあろうことか、最遅タイムをだしてしまった。

2本目は、三浦選手、山倉選手を中心に競技が展開されるものと思われる。そして2本目、他地区から遠征してきている関係上、全戦追うことができないため、ポイントがポイントが溜まっていない三浦選手から。1本目を2秒縮める走りで42秒台をGET。もちろんぶっちぎりでTOPタイムだ。そして山倉選手、こちらも42秒台、しかし三浦選手には届かない。そして最終ゼッケンの濱口選手。一本目うっぷんを晴らすかのような走りで大幅にタイムアップするが、三浦選手、山倉選手には及ばず、3位となった。ところで久々登場に刀根選手だが、今回は5位であったがブランクを感じさせない走りであった。次回よりこのクラスの台風の目になるのではないかと思われる。
−−− 上位入賞者(SA2) −−−
1位:三浦選手 (MAPLE) 1分42秒277
2位:山倉選手 (MAO) 1分42秒341(0)+00.064
3位:濱口選手 (BATTLER) 1分44秒954(0) +02.677


SC3
前回、優勝&オーバーオールを成し遂げた橋本選手(BIGWAY)、エンジンも調子よく回ってきた松藤選手(SRC−Y)、ここ一発の速さを持っている上原選手(RASCAL)など実力者が勢ぞろいしたクラスである。実はこのクラス、ポイント争いの方も熾烈を極めている。第5戦までが終了した時点で、松藤選手:75点(3勝)、橋本選手:64点(2勝)、上原選手:52点(0勝)である。ポイント的には松藤選手有利であるが、前回、前々回優勝し波に乗る橋本選手がどう出るかかカギである。1本目、橋本(41秒台)−松藤(42秒台)−上原(43秒台)で走りきる。

そして2本目、最初に出走したのは松藤選手だ。なんと39秒台を出す。次に出走した上原選手はタイムアップするが41秒台、そして最終ゼッケンの橋本選手。見た感じでは派手さはなく、もしかしたら松藤選手の方が速いかも……。ゴールすると松藤選手と同じ39秒台。しかしコンマ0.5秒上回り優勝を手にしてしまった。松藤選手はまたもや橋本選手にやられてしまった。ちなみに次回7月29日は橋本選手率いるBIGWAYの主催である。松藤選手は絶対に取りこぼしできない状態である。
−−− 上位入賞者(SC3) −−−
1位:橋本選手(BIGWAY) 1分39秒292
2位:松藤選手(SRC−Y)  1分39秒838 +00.546
3位:上原選手(RASCAL) 1分41秒681 +02.389



前回は借り物の車で、納得いく走りのできなかった江川選手(RASCAL)、最近に実力をつけてきた岩下選手(RASCAL)、若手ながら改造車のベテラン佃選手(BIGWAY)など、全日本にも参加するメンバーが集うクラスである。さすがにこのクラスになると、各ショップの威信もありマシンの仕上がりも上々のようである。1本目まずは江川選手は出走。その昔、モンスター田嶋が駆るマシンをチョロQと表現していたが、コルトの特性か若干腰高な感じで、モンスター田嶋のチョロQを彷彿させる感じであったタイムは41秒台。次に同じく、RASCALの上原選手が出走。エボ7ベースの改造車なので挙動も安定しており安心してみていられるタイムは42秒台。そして最終ゼッケンの佃選手、どうしたことか50秒台と大きく出遅れた。

そして2本目、まず江川選手はが出走、39秒台とさらにタイムを縮める。そして岩下選手、こちらもタイムを縮めるが40秒台。最終ゼッケンの佃選手であるが41秒台で走りきるがと上位二人に追いつくことはできなかった。
−−− 上位入賞者(D) −−−
1位:江川選手(RASCAL) 1分39秒615
2位:岩下選手(RASCAL) 1分40秒626 +01.011
3位:佃選手 (BIGWAY) 1分41秒369 +01.754