自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

デミオはよさそう

マツダ・デミオが発売されて、各誌で紹介されている。基本的に、後で欠点をあげつらっても、デビューしたばかりのクルマを悪く書く雑誌はない(この辺の私の皮肉っぽいのはもう直らないでしょう……)。でも、私もデミオはいいと思う。なんといってもコンパクトでマニュアルミッションがある。このクラスのクルマはAT(CVT)しか設定しないクルマも多くなってしまった中でこれだけでも支持できる。

スタイルもかっこいいとはいわないが、いやみのないデザインだと思う。

サスペンションはストラット&トーションビームとFFとしてはオーソドックスなもの。エンジンは1.5リッターバージョンが83kW/6000rpmとパワフルではないし、軽さを売りにしているようだが、1トンあるわけだから、そんなに良い運動性能は期待できないだろう。

でも、コンパクトでマニュアルミッションで、普通の(交換しやすい)サスペンションがついていれば、どんなクルマでもそこそこ楽しくできる。メーカーはいろいろやってくれなくてもベースだけ提供してくれればいい、と個人的には思っている。

少なくても国内ではあまり売れそうもないクルマを出してくれたマツダに感謝して、私も購入しようか? とも思ったのだが、ダートラ仕様スターレットターボとデミオの2台を持つというのもどうなんだろうということで、保留します……。だって、デミオも絶対スーパー1500仕様にしてしまうだろうから(笑)。

ホント、こういうクルマが売れると、ジムカーナにしてもダートラにしても盛り上がりそうなんだけどね。