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新たなスタート

夕方まで仕事をして、夕方からは親しい雑誌編集者の送別会に参加した。一般論になってしまうが、出版に限らず、どの業界でも割を食うのは、若い世代や被雇用者になっているようだ。こんなことを書くと左翼(という言葉も死語に近いのか)っぽくなってしまうが、現実としてそうだと思う。もっとも私自身、すでに若い世代ではないが、今まで恵まれた条件で仕事をした経験というのはほとんどない(自嘲気味……)。

「今の若い者は……」という言葉が出ると歳を取った証拠、といわれることがあるが、私はそういう風に思ったことはない。これは持論で、「今も昔もちゃんとした人とそうでない人がいるだけだ」と思っている。性善説にたてば、「そうでない人」も環境に恵まれなかった被害者ともいえる。

実感として、私たち(1960年代後半生まれ)の世代よりも、80年代生まれくらいの人の方が、まじめな人が多いようにも感じられる。

これは、狭い世界かもしれないが、モータースポーツ(自動車競技)に参加している若手にも感じられるし、また、自転車競技の世界でも「今の若い子はまじめだよ」という話を某チーム監督から聞いたことがある。個人的には、逆に、もっと思い切りむちゃくちゃにやってもいいんじゃないか? と思うくらいだ。もちろん、暴力という意味ではないが。

ということで、私も「隗よりはじめよ(※この故事成語の解釈は、なんかいろいろあるようですね:8月10日追記)」という故事にならって、新たな方向に舵を切って、チャレンジしてみようかな、などと考えている。考えているだけで終わっても苦情はなしね。

今回、新たなスタートを切る編集者も、若く、まじめな「人材」だ。ほんとうにこういう人の能力を伸ばしていく土壌がないと、どんな業界にも明るい将来はないだろうね。