自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

RJCの理事会に出席しました。

本日は、私が所属するRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)の月に一度の理事会の日でした。年末のRJCカーオブザイヤーを選ぶまでにいろいろやることがあるのですが、それまでに内部の体制などをきちんとしなければならないこともあり、議論は多岐にわたりました。

 

その中でも重要なのが、会員の高齢化の問題です。誰でも年は取るものなので仕方がないのですが、高齢ドライバーの交通事故が話題となる昨今、RJCとしても何か対策を練らなければいけないのではないか? というのが、今年5月の総会以来、大きな議題となっています。特にRJCはクルマの評価をして顕彰することが事業の柱でもありますから、会員のドライビングが覚束ないというのでは、カーオブザイヤーの信頼性に直接かかわってきます。今後、なんらかの対策が必要と思います。

 

もちろん公的な機関ではありませんし、本来平等な会員間に規制を設けるようなことはできないでしょう。私の個人的な意見は、一般参加者を交えた、高齢者向けの衝突被害軽減ブレーキ装着車体験会+ドライビング勉強会のようなものを定期的に開催できればいいのでは? というものです。

 

もうひとつ引きずっている? のが、元理事のOさんを原告とした裁判です。これに関しては、周囲の方々が心配しているという声も聞くことがあるので、一応報告しておかなければいけないでしょう。要はOさんの退会は、Oさんが望んでいないのにも関わらず、RJCが意図的にやったかどうか? とOさんに対して不当な扱いがあったか? ということなのですが、昨年の裁判でも、今年の控訴審でも裁判所は棄却という審判をしました。私が入会した直後にOさんは休会状態になったこともあり、直接はわからないのですが、私が見聞きする限り、RJC側に落ち度はなく、当然の結果かと思っています。

 

ただ、お互いにもとは同じような思いを抱く仲間だったということもあり、もう少し大人の対応というか、歩み寄りができればここまでこじれなくても済んだのではないか? というもやもや感は私自身持っています。