自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

DTMチャレンジ参戦記(1)フリー走行、予選編

3月20日(水・祝)、筑波サーキット(TC2000)で開催されたDTMチャレンジというレースに参戦しました。昨年は、クルマを変更したり兵庫県のセントラルサーキットで開催されたユーロカップに参加したりということもあり、筑波サーキットでのレースは約1年ぶりです。

昨年までのクルマは車重が重かったために遅い言い訳ができたのですが、今のクルマはカーボンボンネットやアルミドア、バッテリー移設などでだいぶ軽量化しているために言い訳ができない状態になってしまいました。

今回のクルマはかなり軽くなっています…とは言え1100kgは超えてますしエンジンは基本ノーマル。タイヤは中古のZⅢですが。

レースに先駆けて2度ほど筑波サーキットで練習走行をしたのですが、タイムは街乗り兼用のダンロップ  ディレッツアZⅢで1分9秒台がコンスタントに出そうな感じだったので、内心そこそこいけるかも…という気持ちがあったのも事実です。前のクルマでは1分10秒が切れませんでした…

ハンドルは前のBMWに使っていたものに交換しました。バッテリーはレース用でグローブボックス内に移設しています。

レースがあると2週間くらい前から天気予報が気になります。当初は晴れからだんだん雲行きが怪しくなり一時は雪予報も出るなど気をもんでいたのですが、やや持ち直し当日は曇りのち雨という感じ。正午過ぎの決勝スタートだったため、なんとか持ちそうな雰囲気で当日を迎えました。

私が参加したクラス1はほぼE36BMW318isのワンメイク状態で、参加台数は10台。参加者もほぼ顔見知りのような感じですが、それだけに速さもおおよそはつかめているので、なかなか上位に絡むのは難しいそうな気もしてきます…。

まずはフリー走行をします。今回のレースではSタイヤ(レース専用タイヤ)とラジアルタイヤ(一般タイヤ)のクラス分けがありません。私は練習であまり減らさないように気をつけていた中古のZⅢを使用しますが、強豪と思われる参加者はSタイヤ、もしくはアドバンA052あたりのハイグリップラジアルを履いています。順位的には不利です。

Sタイヤ勢は、予選、決勝にタイヤを温存してくるでしょうからまったくアテにはならないのですが、ここでは私がトップタイムとなりました。予選に向けて緊張感が高まってきます😅。

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私のフリー走行のタイムは1分10秒1ですが、Sタイヤ勢はタイヤ温存で流しているだけだと思われます。マクラーレンが総合1位でクラス1-1位となっていますが、これは単なる表示間違い。

そして迎えた予選ですが、他クラスも交えて22台の混走となりました。私は最初に並んで1周のアウトラップの後、さっさと計測してヤマの少ないタイヤを温存しようと思いましたが、最終コーナーを抜けてホームストレートに出ると、まだコースインしてくるクルマがあります。そのラップを捨てて次に!ともう一回行きますが、コース上は渋滞しているために一度ピットイン。

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再び頃合いを見計らってピットアウトしてタイム計測します。第2ヘアピンの手前までは、自己ベストタイムをコンマ3秒ほどマイナス表示になっていましたが、すでにエンジンがタレ気味でバックストレートでプラス表示に反転。なんとかかんとか1分10秒台を切って1分9秒8を記録します。自分のベストタイムにも及びませんでした。

結果的に3番タイムで、ポールポジションは1分8秒6、2番手が1分9秒3。ただ、上2台はSタイヤ装着だったので、一応は面目が保たれる結果となりました。(決勝レースは次回…)

予選は3位。ただ、後ろにひと癖ふた癖ありそうなドライバーがいるので要注意な感じ…。

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