自動車ライター飯嶋洋治のブログ

編集者、ライターです。「モータースポーツ入門」、「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」(ともにグランプリ出版)、「スバル・サンバー 人々の生活を支え続ける軽自動車の半世紀」(三樹書房)、「きちんと知りたい!自動車エンジンの基礎知識」(日刊工業新聞社)など著書多数。たまにサーキットを走ります。

DTMチャレンジ参戦記(2)決勝レース編

3月20日(水・祝)、筑波サーキット(TC2000)で開催されたDTMチャレンジというレースに参戦しました。前回からの続きです。

yoiijima.hatenablog.com

予選は2列目イン側となりました。レースは始まってしまえば緊張しませんが、スタートが一番緊張します。

予選3位という位置から決勝スタートとなります。スタート時間は正午。スタート時は曇りでドライ路面ですが、雨雲的には嫌な動きで降雨も予想される感じでした。1ラップ1分10秒程度の筑波サーキットを10ラップという短いレースではありますが、なんとかドライ路面のまま終わらせたいというのが人情です。

スターティンググリッドにクルマを並べます。いつもはもっと後ろの常連という感じの私ですが、今回はポールポジションのクルマの真後ろの2列目イン側。まずはスタートを無難にこなすというのが第一歩となります。ただ、中断以降からのスタートだと前後左右がごちゃごちゃになり下手をすると接触というおそれもありますが、前の方だと見晴らしも良く、その心配は少なそうでした。

レッドシグナル点灯から消灯でスタートですが、今回はまずますのスタートでポールのajさんについていく感じになりました。ただ、私の後ろにいた予選5位のヤナギさんが私の左横を抜けて2番手にジャンプアップします。私は3位キープで周回に入りました。


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●1周目ヘアピン


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前の2台が圧倒的に速いので、このまま3位キープかな…と思っていたら、どんどん近づいて来くるのが予選6位のミヤサン。この方は上位の常連で予選は後ろでしたが気の抜けないドライバーです。

序盤でピッタリ後ろに付けられてしまい、このまま逃げ切れるのか?というのが大きな問題となりました。1周目、2周目、3周目とぴったり後ろに張り付いてきます。そして4周目のバックストレートでアウト側から私をパスにかかります。とにかくイン側だけは明け渡さないように気をつけて、一旦抜かれてしまいますが、抜き返すという展開。

●ファーストアタック


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その後もピッタリ付けられ続けて、私はミスをしないこととコントロールタワーに表示される周回数をチェックしながら「早くチェッカーが出てくれ」と祈るような気持ち。終盤には雨が降ってきてワイパーも使う事態に。抜く気満々のミヤサンは再び7ラップ目のバックストレートエンドでしかけてきますが、これもインキープでしのぎました。

●セカンドアタック


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そんな感じで10ラップ目に入ります。「なんとか逃げ切れるかな…」と思っていたところに第1ヘアピンで最後のアタックがきます。私はインを締めていたのですが、やや強引にさらにインから入ってきて私の左後ろに接触…。ドライバーを見ると右手を上げて「ごめんなさい」のジェスチャー。まあレースこんなこともあるかなという感じでした。レースとしてはこのまま3位でゴール。

●ラストアタック


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こんな感じになってしまいました。モールがクリップごと剥がれてしまいました。まあかすり傷です…

サポートをしてくれたカッキー先生からは「完璧なレースだったよね。接触さえなければ」という言葉をもらいました😅

表彰式。シャンパンファイトもありました。

ちなみに筑波サーキットではDTMチャレンジ、ユーロチャレンジカップ、アイドラーズゲームなど欧州車を中心としたレースがわりと開催されています。クルマもバラエティに富んでいて見ていても面白いと思います。レースではなく走行会も同時開催されたりしますので、興味のある方は見に来たり、出場したりといろいろな楽しみ方ができるのでおすすめです。応援も大歓迎ですm(_ _)m。下に公式?っぽい紹介動画を貼っておきます。


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